新型コロナウイルス感染症によるコロナ禍は、病院にとって大きな傷跡を残しました。コロナ禍の4年間、周南記念病院は、新型コロナウイルス感染症の診療体制を整えて、約400人の新型コロナウイルス感染症患者の入院を受け入れてきました。さらに発熱外来、 新型コロナワクチン活動と頑張ってきました。2023年5月より、新型コロナウイルス感染症は、感染症2類から5類へ移行しましたが、 この4年間で病院は大きく傷つき、今はその修復に全力を注いでいるところです。
現在、周南記念病院では、2022年から「消化器病センター」を設立し、消化器内科・ 消化器外科ともに最先端の医療を目指し、ブラッシュアップを継続しているところです。また、2022年には「心臓リハビリテーションセンター」も設立しました。
2024年からは常勤の循環器内科医が不在になりましたが、残っているスタッフで心臓リハビリテー ションセンター機能を維持しているところです。
救急受け入れ態勢についても、コロナ禍の4年間で弱体化しましたが、受け入れ体制を整え、地域医療を支えていくつもりです。
看護職員等の人材確保は、年々厳しくなってきています。周南記念病院で働けば、専門職としてのキャリアアップに繋がるという仕組みを導入していきます。
周南記念病院は、1.地域医療の充実に貢献すること、2.周南記念病院で働く人たちの幸福を実現すること、これを目指して進んでいきます。
引き続きご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
令和6年5月吉日
院長 橋谷田 博